【マダミスの作り方】はじめに

はじめに

最近はやりのマーダーミステリー略してマダミス。
私、いしづどども制作数が４本となり、制作のコツもつかめてきました。
しかし、マダミスの作り方について網羅しているコンテンツ・書籍が無いことに気付きました。
作り方の概念や、もっと面白くなるトリックの作り方やストーリーの緩急の付け方など、応用編の書籍はあるのですが……。

ちゃうねん。
料理で言ったら「カレーを煮込むときに隠し味にコーヒーを入れると味に深みが出ます」みたいな情報しかないねん。
初心者っていうのは「カレーを作るにはまずスーパーに行って以下の材料を買います」「煮るとは、鍋に具材と水を一緒にいれて弱火（鍋の底すれすれに火の先っちょが当たるぐらい）にかけること」みたいなレベルやねん。そのレベルの情報が無いねん。

制作未経験の方からも、穴埋めで作っていけるようなフォーマットが欲しいといったご要望も伺いました。

そこで、私なりの方法ではありますが、作り方を一覧化・具体化していきたいと思います。
すべてこの通りやる必要はありません。他の作家さんのやり方もあるでしょう。
「俺はもっといいやり方を知ってる！」と思われた作家さんはぜひハウツーを公開してください。
ハウツーなんてなんぼあってもええんですから。

基本的には未経験の方に分かりやすく書くつもりですが、数作作っているベテランの方にも役立つ内容にするつもりです。

今回はマダミスアドカレチャレンジと題して、12月1日～25日で書けるだけ書いていきたいと思います。その後、記事は一部非公開にして、pdfの電子書籍＋穴埋めフォーマットを付けてBOOTHなどで販売予定です。
クリスマスまでの間、しばしお付き合いください。

マダミスの作り方やること一覧

まず、やることを一覧にしてみました。やることが……やることが多い……。
やることはウズ・BOOTH・印刷媒体によって多少違いますがおおむね一緒です。デザインが不要な分、ウズがすこし楽ですね。
12月25日まで、書けるところから詳しく書いていきます。

	概要	ウズ	BOOTH	印刷
シナリオ制作	コンセプト・テーマを決める	●	●	●
	プラットフォームを決める	●	●	●
	シナリオ概要（プロット）を決める	●	●	●
	ストーリー（事件・世界観）を考える	●	●	●
	キャラクターを考える	●	●	●
	プロット（あらすじ）を作ろう	●	●	●
	タイムテーブルを作ろう	●	●	●
	情報表を作ろう	●	●	●
	ＨＯを作ろう	●	●	●
	ルールを詳細に決める	△	●	●
	進行表を作る	●	●	●
	資料のテキストを作ろう	●	●	●
デザイン	サムネイル画像を作ろう	●	●	●
	資料のデザインをする		●	●
	ココフォリアのデザインをする		●
テストプレイ	テストプレイヤーを集める	●	●	●
	テストプレイでチェックする内容を決める	●	●	●
	テストプレイをする	●	●	●
	テストプレイ後の修正をする	●	●	●
リリース準備	あらすじや作品紹介を書く	●	●	●
	BOOTHショップ・商品ページを作る		●	●
	印刷会社を手配する			●
宣伝	宣伝プランを練る	●	●	●
	プレスリリースを送る	●	●	●
	感想をエゴサ・RTする	●	●	●

お前は何者やねん

一応、これを書いてるお前は何者やねん、にお答えを。

筆者：いしづどど

ライター＆マーケター。
マダミス制作をはじめて半年ほどで４作（内１作は未公開）制作しました。
Webマーケティングを仕事にしており、マーケティングの知識があります。また、ライターとして小説連載の経験があり、ハリウッドの脚本術など小説やシナリオの書き方を学んでいます。

ウズのマダミスBootcamp第1回受講生です。
Bootcampで受講した講義内容は、講師の方が書かれた以下の冊子に載っているのでぜひチェックしてください。

私が書く内容は受講した内容に被る点もあると思いますが、もっと初心者向け、未経験の方向けにかみ砕いて書いていきます。Bootcampで受講した内容、ささわか師匠や他のメンターさんに教えていただいた内容、実際に自分で作ってみた内容を初心者向けに体系化してみようという試みです。
ハウツーは幾らでもあってええんですが……できるだけ車輪の再発明は避けたいですね。

今までの制作を体系化するだけではなく、独自の内容もモリモリにするつもりです。

キャラクターアークなどキャラクター制作の知識を用いて「最低限何があればマダミスのキャラとして成り立つか」を明らかにします。これで「キャラが立ってないと言われる」「キャラ同士のバランスが悪い」などが解決します。

また、マーケティングを意識したコンセプトの立て方や広め方はWebマーケティングを生業にしているゆえの内容です。

さらに、テスト駆動開発などソフトウェアテストの知識から、テストプレイや感想戦・シェアを意識した制作など、具体的に使える知識を書いていきます。

とまあ、今までの経験や知識を使って色々書いていきます。まずは毎日書くのを目標にして、本にする時に清書します。分かりにくい内容があったらぜひご質問ください。